シップ・オブ・ザ・イヤー2018 大型貨物船部門賞

~ 世界最大の冷凍運搬船 COOL EXPRESS ~

    四国ドック第1150番船“COOL EXPRESS”が「シップ・オブ・ザ・イヤー2018」
    の大型貨物船部門賞を受賞しました。

    同賞は、公益社団法人日本船舶海洋工学会が主催し、2018年に日本で建造された
    船舶を対象として、技術的・芸術的・社会的に優れた船舶に与えられるものです。

    本船は、世界最大容積の冷凍・冷蔵貨物艙を持ち、コンテナを含めた多種多様な
    貨物が積載できます。また最新の技術を取り入れた省エネ船であると共に、排ガス
    規制等の環境規則に対応、並びに騒音・振動を低減し乗組員にやさしい船となっています。

    7月12日に東京都内で行われた表彰式には宗田社長が出席し、日本船舶海洋工学会
    三島会長より表彰状と盾が授与されました。

 

表 彰 式 の 様 子


  四国ドックは、これまでに培ってきた冷凍運搬船の経験およびノウハウを生かし、
  お客様のニーズに応えることでさらに良い船を建造するとともに、省エネや環境対策
  等のあらゆる技術の導入に積極的に取り組んでいきます。


”COOL EXPRESS” 進水式の様子


大型貨物船部門賞「COOL EXPRESS」について

船名COOL EXPRESS
船種冷凍運搬船
建造会社四国ドック株式会社
竣工年月日2018年10月31日
Lpp×B×D-d176.0m×30.7m×15.5m-10.2m
総トン数22,452トン
速力19.3ノット
主機MITUI-MAN B&W 7G60ME-C9.5 18,760kW
積載貨物冷蔵・冷凍貨物艙88万CFT、コンテナ800TEU、車800台など
特徴的な構造・艤装品冷凍プラント、SOxスクラバー、N2ジェネレーター

   〔特徴〕
    1)本船は、世界最大容積の冷凍運搬船である。
    2)冷蔵・冷凍貨物及びコンテナを含め多種多様な貨物を積載可能としている。
    3)環境に配慮してSOxスクラバーを装備するとともに、乗組員のために
      低振動・低騒音の良好な居住区環境を実現している。
    4)貨物艙内の最適な温度保持のため、艙内に全面防熱を施工し、貨物(生鮮品)の
      鮮度保持のための冷凍プラントおよび酸素濃度保持システムを装備している。
    5)氷海域航行を考慮し、IB級耐氷構造としている。

     参考リンク:日本船舶海洋工学会 Ship of the Year 2018


”COOL EXPRESS”の出港(引渡し)

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